MacOSXでvlc0.9.9aをコンパイルする ― 2009/05/23 18:16
MacOSX 10.5.7
Power Mac G5(PowerMac7,3)
Xcode3.1.2
(MacOSX 10.5.3 MacBook Pro 15"(MacBookPro2,2)でも同様)
vlc-0.9.9a
基本的にこのページに沿って進める
http://wiki.videolan.org/OSXCompile
以下、主に上記ページに従わなかった箇所を示す
[Get the source]
→英文からGitが必要と思えたのでインストールしたが、ソースコードの取得には使わなかった
→ソースコードは http://www.videolan.org/vlc/download-sources.html から vlc-0.9.9a.tar.bz2 を取得した
→Gitを使っていないので最後にMakefileを修正する必要があった
[Build external libs]
ソースコードを解凍した vlc-0.9.9a フォルダをソースの基準フォルダとして説明
→英文でFinkを無効にしろという記述があるが、元々入れていなかったので無視
ターミナルからlibの bootstrap と make を実行($は一般ユーザのプロンプトを表す)
$ cd vlc-0.9.9a/extras/contrib
$ ./bootstrap
(↑何やらメッセージが表示されてすぐ終わる)
$ make
(↑必要なモジュールを自動的にFTP等でダウンロードしてくれる)
(↑10分弱で終了。シェルの出力が表示されたが、エラーがなければOKのようだ)
[Prepare the VLC build]
ターミナルからVLCの bootstrap を実行($は一般ユーザのプロンプトを表す)
$ cd vlc-0.9.9a
$ ./bootstrap
(↑3分ほどで終了。シェルの出力の最後に Successfully bootstrapped と表示されてOKのようだ)
[Setup the correct compiler]
Xcode3.1.2 であれば GCC4.2 なので何もしない
[Configure the VLC build]
ターミナルからVLCの configure を実行($は一般ユーザのプロンプトを表す)
$ cd vlc-0.9.9a
$ ./configure --enable-debug
(↑3分ほどで終了。シェルの出力の最後に To build vlc and its plugins, type `./compile' or `make'. と表示)
[Build VLC]
ターミナルからVLCの make を実行($は一般ユーザのプロンプトを表す)
$ cd vlc-0.9.9a
$ make
(↑すぐに make のエラーで終了する)
vlc-0.9.9a/libtool を修正する
161行目 # An echo program that does not interpret backslashes.
162行目 ECHO="/bin/echo"
↓
162行目のECHOが大文字になっているので小文字に修正する
162行目 echo="/bin/echo"
もう一度 make を実行
$ cd vlc-0.9.9a
$ make
(↑15分ほどでまた make のエラーで終了する)
vlc-0.9.9a/Makefile を修正する
1574行目 REVISION=`git describe` && \
1741行目 REVISION=`git describe` && \
↓
`git describe`の箇所を "vlc-0.9.9a" に修正する
1574行目 REVISION="vlc-0.9.9a" && \
1741行目 REVISION="vlc-0.9.9a" && \
さらにもう一度 make を実行
$ cd vlc-0.9.9a
$ make
(↑すぐにエラーなしで終了。シェルの出力の最後に printf "APPLVLC#" >| ./VLC.app/Contents/PkgInfo と表示)
vlc-0.9.9a/VLC.app ができている。
以上
Power Mac G5(PowerMac7,3)
Xcode3.1.2
(MacOSX 10.5.3 MacBook Pro 15"(MacBookPro2,2)でも同様)
vlc-0.9.9a
基本的にこのページに沿って進める
http://wiki.videolan.org/OSXCompile
以下、主に上記ページに従わなかった箇所を示す
[Get the source]
→英文からGitが必要と思えたのでインストールしたが、ソースコードの取得には使わなかった
→ソースコードは http://www.videolan.org/vlc/download-sources.html から vlc-0.9.9a.tar.bz2 を取得した
→Gitを使っていないので最後にMakefileを修正する必要があった
[Build external libs]
ソースコードを解凍した vlc-0.9.9a フォルダをソースの基準フォルダとして説明
→英文でFinkを無効にしろという記述があるが、元々入れていなかったので無視
ターミナルからlibの bootstrap と make を実行($は一般ユーザのプロンプトを表す)
$ cd vlc-0.9.9a/extras/contrib
$ ./bootstrap
(↑何やらメッセージが表示されてすぐ終わる)
$ make
(↑必要なモジュールを自動的にFTP等でダウンロードしてくれる)
(↑10分弱で終了。シェルの出力が表示されたが、エラーがなければOKのようだ)
[Prepare the VLC build]
ターミナルからVLCの bootstrap を実行($は一般ユーザのプロンプトを表す)
$ cd vlc-0.9.9a
$ ./bootstrap
(↑3分ほどで終了。シェルの出力の最後に Successfully bootstrapped と表示されてOKのようだ)
[Setup the correct compiler]
Xcode3.1.2 であれば GCC4.2 なので何もしない
[Configure the VLC build]
ターミナルからVLCの configure を実行($は一般ユーザのプロンプトを表す)
$ cd vlc-0.9.9a
$ ./configure --enable-debug
(↑3分ほどで終了。シェルの出力の最後に To build vlc and its plugins, type `./compile' or `make'. と表示)
[Build VLC]
ターミナルからVLCの make を実行($は一般ユーザのプロンプトを表す)
$ cd vlc-0.9.9a
$ make
(↑すぐに make のエラーで終了する)
vlc-0.9.9a/libtool を修正する
161行目 # An echo program that does not interpret backslashes.
162行目 ECHO="/bin/echo"
↓
162行目のECHOが大文字になっているので小文字に修正する
162行目 echo="/bin/echo"
もう一度 make を実行
$ cd vlc-0.9.9a
$ make
(↑15分ほどでまた make のエラーで終了する)
vlc-0.9.9a/Makefile を修正する
1574行目 REVISION=`git describe` && \
1741行目 REVISION=`git describe` && \
↓
`git describe`の箇所を "vlc-0.9.9a" に修正する
1574行目 REVISION="vlc-0.9.9a" && \
1741行目 REVISION="vlc-0.9.9a" && \
さらにもう一度 make を実行
$ cd vlc-0.9.9a
$ make
(↑すぐにエラーなしで終了。シェルの出力の最後に printf "APPLVLC#" >| ./VLC.app/Contents/PkgInfo と表示)
vlc-0.9.9a/VLC.app ができている。
以上
vlcでMacBookProのiSightを使う ― 2009/05/18 15:43
いつからか忘れたけど、MacOSX版の vlc で iSight からキャプチャできるメニューが増えている。
だけど MacBookPro だと内蔵カメラの映像が出ない。
どうもカメラの映像サイズは320x240のようで、
vlc の注意書きでは 640px*480px raw video stream とあるのが原因ぽい。
そこで、vlc のソースコード qtcapture.m を見ると、
640x480を指定している箇所があったので、
320x240に変更してコンパイルすると表示できるようになった。
めでたしめでたし。
修正箇所は qtcapture.m の 255行あたり
/* Hack - This will lower CPU consumption for some reason */
[p_sys->output setPixelBufferAttributes: [NSDictionary dictionaryWithObjectsAndKeys:
[NSNumber numberWithInt:480], kCVPixelBufferHeightKey,
[NSNumber numberWithInt:640], kCVPixelBufferWidthKey, nil]];
それと、291行あたり
NSSize size = [[p_sys->device attributeForKey:QTFormatDescriptionVideoEncodedPixelsSizeAttribute] sizeValue];
p_sys->width = fmt.video.i_width = 640;/* size.width; FIXME */
p_sys->height = fmt.video.i_height = 480;/* size.height; FIXME */
その他
ソースコードは vlc-0.9.9a.tar.bz2
開発環境は xcode 3.1.2
コンパイル手順は以下の記事を参照
http://eijis-pan.asablo.jp/blog/2009/05/23/4320057
だけど MacBookPro だと内蔵カメラの映像が出ない。
どうもカメラの映像サイズは320x240のようで、
vlc の注意書きでは 640px*480px raw video stream とあるのが原因ぽい。
そこで、vlc のソースコード qtcapture.m を見ると、
640x480を指定している箇所があったので、
320x240に変更してコンパイルすると表示できるようになった。
めでたしめでたし。
修正箇所は qtcapture.m の 255行あたり
/* Hack - This will lower CPU consumption for some reason */
[p_sys->output setPixelBufferAttributes: [NSDictionary dictionaryWithObjectsAndKeys:
[NSNumber numberWithInt:480], kCVPixelBufferHeightKey,
[NSNumber numberWithInt:640], kCVPixelBufferWidthKey, nil]];
それと、291行あたり
NSSize size = [[p_sys->device attributeForKey:QTFormatDescriptionVideoEncodedPixelsSizeAttribute] sizeValue];
p_sys->width = fmt.video.i_width = 640;/* size.width; FIXME */
p_sys->height = fmt.video.i_height = 480;/* size.height; FIXME */
その他
ソースコードは vlc-0.9.9a.tar.bz2
開発環境は xcode 3.1.2
コンパイル手順は以下の記事を参照
http://eijis-pan.asablo.jp/blog/2009/05/23/4320057
MacOSX10.5LeopardでWebブラウザの動画キャッシュの場所 ― 2009/04/16 18:19
Mac OS X の話題
動画サイトで再生した動画はWebブラウザがキャッシュするようだ。
Mac OS X 10.4 では /private/var/tmp/folders.501/TemporaryItems フォルダに FlashTmp0 といったファイルとして作成されていた。
おそらく 501 の箇所がユーザによって変わると思われる。
Mac OS X 10.5 にしてからパスが変わったらしく、しばらくあきらめていたが、
/private/var/folders/wg/wgJ0jrBdFYqy-xqkHJz6R++++TI/TemporaryItems フォルダに作成されることがわかった。
こんどは wgJ0jrBdFYqy-xqkHJz6R++++TI の部分がユーザによって変わるのではないかと思う。
見つけるのに役立った fseventer というソフト制作者に感謝
↓fseventerのサイト
http://www.fernlightning.com/doku.php?id=software:start
動画サイトで再生した動画はWebブラウザがキャッシュするようだ。
Mac OS X 10.4 では /private/var/tmp/folders.501/TemporaryItems フォルダに FlashTmp0 といったファイルとして作成されていた。
おそらく 501 の箇所がユーザによって変わると思われる。
Mac OS X 10.5 にしてからパスが変わったらしく、しばらくあきらめていたが、
/private/var/folders/wg/wgJ0jrBdFYqy-xqkHJz6R++++TI/TemporaryItems フォルダに作成されることがわかった。
こんどは wgJ0jrBdFYqy-xqkHJz6R++++TI の部分がユーザによって変わるのではないかと思う。
見つけるのに役立った fseventer というソフト制作者に感謝
↓fseventerのサイト
http://www.fernlightning.com/doku.php?id=software:start